2006年5月7日

みなさん、黄金週間はどう過ごされましたか。私は昨日ドイツ人2人とギリシャ人のグループに誘われて、バイエルン州最南端のキーファースフェルデンに近い、シュピッツェンシュタインという高さ1600メートルの山の頂上に行ってまいりました。朝8時半にキーファースフェルデンの知人の別荘に集合。(ミュンヘンから車で1時間で着きます)。コーヒーを飲んでから、出発して12時には頂上にたどりつきました。バイエルンに住むドイツ人には、子どもの頃から登山慣れしている人が多いので、昨日の登山でも終盤戦は道なき道をどんどん登っていきます。ひざのトラブルで最近手術をした人とは思えません。特に森の下になっている部分には、雪がかなり残っており、私のような素人にはかなり危険でした。

帰り道では、雪ですべって転び、石の上にしりもちをついたので、尾てい骨と臀部に痛みが残り、なかなか忘れがたい登山となりました。急斜面を、おばあさんに連れられた6歳の男の子や、女性のハイカーが、私をどんどん追い抜いていきます。ドイツ人は本当に山登りが得意な民族です。私の知人は出発前に山を窓から見て、「ツアーメ・カイザーが青っぽく見えるから、今日は雨が降るよ。早めに行こう。」と天気予報を行いましたが、頂上から降りてきて、ふもとの駐車場にたどりついたら、にわか雨が振り出すという、絶妙なタイミングで感心しました。彼にとってはバイエルンの山は、自分の庭のようなものなのでしょう。


ドイツの山の良い点は、腹がへったなと思う頃に、簡単な食事ができる山小屋があること。ここで暖かい食事と飲み物にありつくのが、登山の大きな楽しみの一つです。なんとか五体満足でミュンヘンに帰りつきました。